2021年3月末、欧州連合(EU)はEU Strategy on the Rights of the Child and the European Child Guaranteeを発表しました。
EUの子どもの権利保障に関する政策の枠組みである当戦略は、変化の絶えないこの時代に子どもの権利をいかに保護、推進そして全うしていくかに焦点を当てています。目標の一つに、2025年までに児童労働を撤廃することも組み込まれています。
EU Strategy: six thematic areas & proposed action:
1. Children as agents of change in democratic life
2. The right of children to realise their full potential no matter their social background
3. The right of children to be free from violence
4. The right of children to child-friendly justice
5. The right of children to safely navigate the digital environment and harness its opportunities
6. The rights of children across the globe
社会や家庭内での暴力から子どもを保護することや、平等な教育機会や社会保障へのアクセスの担保など、特に経済・社会的に脆弱な立場の家庭の子どもの権利を保護、推進することは、子どもが成長の過程で児童労働に巻き込まれるリスクを少なくすることにもつながります。
またEUは、子どもの声なしに子どもに関する政策策定はできないとし、EU内外の1万人以上の11歳から17歳までの子ども・若者に対して事前調査を行い、調査結果を政策内容へ反映しました。戦略リーフレットは、イラストと簡単な文章で構成された子ども向け版も作成されています。
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